ワードプレスでブログを始めて早一年が過ぎました。
ブログの記事は通算で約120記事ほどです。
年間を通すと3日に1回くらいのペースですが、記事を書くというノルマっぽく無く私の考えることを書いてきました。
ブログの記事を書くのが苦痛で1年以内に辞める人は9割と聞きます。
まあ、私も今までやってきたブログ全てが、1年以内に辞めてるんですが(笑)
今回のブログはテーマを決めず、生活の中での出来事などを書いています。それは、仕事の事だったり、子供の事だったり、家の事だったり、DIYの事だったり、商品レビューだったりとテーマは様々です。
ブログをはじめた1年前は、息子はまだ産まれて居なかったし、まさか今の会社を辞める事になるとは考えもしていないです。
ブログの中では、東証1部上場の大企業。ハウスメーカー勤務と伏せていましたがその会社も後2日で退職です。
ありがとう、サンヨーホームズ。
サンヨーホームズに入社して働いた事で、幸せや人生論など自分自身の生き方を再度考え直すきっかけとなりました。
ハウスメーカーの営業マンとして最後にサンヨーホームズのご紹介を(笑)
元々、クボタ鉄工という会社が始まりで鉄骨を作る会社でした。
クボタ鉄工の鉄骨は、品質や技術力の高さから公共の水道管などインフラの整備に使われていました。
50年ほど前は、積水ハウスなどにも鉄骨の部材も供給しており、他社のハウスメーカーに部材を供給しているなら自社で家を建てればええやん。となりできたのががクボタハウスです。
そのクボタハウスも、白物家電大手メーカー天下の三洋電機に買収され社名が三洋ホームズに変わりました。
三洋電気についてはこちら
三洋電機のシンボルです。
三洋電機のクリーンエナジー社会実現の考え方は、サンヨーホームズにも受け継いでおりエコ&セーフティーな住まいづくりを提供しております。
三洋電機が存在していた頃は、三洋ホームズの社名でもちろんこのシンボルを紹介していました笑
クボタハウスを買収し三洋ホームズの誕生です。
三洋電機がパナソニックに吸収される中、パナソニックにはパナソニックホームズがあったため、住宅部門の三洋ホームズはいらないと言われ吸収されず独立しました。
吸収したパナソニックに三洋という字を使うなと言われ社名が、サンヨーホームズに変わりました。
という事で、私はパナソニックの兄弟会社サンヨーホームズに勤めていました。
サンヨーホームズの鉄骨は、公共事業・インフラの水道管などに使われるほど品質の高い鉄骨で、その品質を住宅部門に持ってきているため、品質の高い鉄骨の家です。
鉄骨と鉄鋼をつなぐハードロックナットは、スペースシャトルの発射台や線路など決して緩んではいけないところに使われているナットを使っており、どんな地震が来ても何回余震が来ても緩むことがありません。
普通のダブルナットや木造の釘などは、1度目の震度7の地震が起こっても大丈夫ですが、2回目の地震には耐えられません。
でも、現在の建築基準法では1度目の震度7の地震が耐えられる家なら良しとしています。
想定外の地震が何度発生しようとも決して倒壊しない家。それがサンヨーホームズの家です。
逆に欠点は、品質性能共に価格も高い。
タマホームが2棟立ちます(笑)
営業マンとして価格が高いのは非常につらく、土地から買って建物を提案すると5,000万円クラスの高額商品です。
この5,000万円を投資家ではなく一般のお客さんに買わせるという難しさ。
技術力・品質はハウスメーカーでもトップクラスですが、価格もトップクラスです。
更に社名が2回も変更されブランド力がない。皆さんはサンヨーホームズを知っていますか?
展示場に人は来ない。資料請求はない。営業マンは問い合わせなどで来た客を裁くのではなくひたすら探客です。
自分で客を探すのが営業マンの仕事。契約ではなく客を探すのが仕事です。
そして、会社の社風は野村証券にも劣らないゴリゴリの体育会系の詰め文化。
そんな感じです。
詰められ編という記事を書いています。興味がある方はコチラをどうぞ。
東証1部にありがちなのかもしれませんが、会社は大きな成長より現状維持もしくは少しの改善を求めます。
その為、会社は個人個人の得意分野やスキルを伸ばし専門性を高めるというイメージとは真逆の皆が同じ事を同じレベルで出来る様になる事を求めます。
例を挙げると、勤めている社員は自分の得意分野不得意分野に関わらず商品知識から探客・クロージングから内部調整までみんなが60点を取れる様になることが求められます。
前に勤めていた中小企業は、各部門のスペシャリストが集まっており自分の得意分野のみ100点取れば、苦手な分野は他の人がカバーするというスタイルでした。
元々医療や介護を軸として働いてきて、サンヨーホームズでも福祉営業部に入社した私。
入社半年で、3億円越えの全国トップの契約を取ってしまった為、そのポテンシャルを高く評価され出世ルートに乗ってしまいその結果、戸建営業部へ異動となりました。
異動した時の記事です。
家の事は全く興味がない為、営業トークやロープレ、知識などの吸収も遅く、そもそも人生の中で仕事の時間のウエイトは大きく、その中で興味のない仕事をするのは苦痛にしかない。しかも、スキルも身に付かないと感じる様になりました。
というわけで転職活動し、来月からはIT系ベンチャー企業へ入社します。
今まで携わってきた医療、介護を軸とした仕事。この軸とした仕事をする事が私の価値観であり幸せな事だと思います。
サンヨーホームズに入社するまでは、出来ないことも努力すれば出来る様になると思っていましたが、人間向き不向きがある事を実感しました。
知らない事も興味を持って吸収してできるようになる。これはそうなのかもしれませんが、その内容に興味を持つかどうかは個性なんですね。
好きな事をやる方が吸収も早いし幸せだと思います。
幸せに仕事をする為の結論は、4つのパターンの内2つだと思いますが、
1.やりたい仕事とやれる仕事が同じ。
2.やりたい仕事だがスキルが足りない。
3.やりたくない仕事だがスキルはある。
4.やりたくない仕事でスキルもない。
この上から2つが幸せに生きる事だと思います。
ほとんどの人は3が多いのではないでしょうか?
サンヨーホームズの戸建営業部はまさに、4番目のやりたくない仕事でスキルも無い。に分類していました。
まあ、それでも紹介は貰っていたので営業として仕事を取ってくるという基本的なスキルとコミュニケーションはあるんだと思います。
私をゴリゴリ詰めていた上司も、辞める時に言われたのは、成果が上がらないのはお前だけじゃ無い皆そうだ。
お前は戸建ての契約こそはなかったが、色々な紹介を持ってきた。頑張って営業していた。決してサボってはいなかった。
サンヨーホームズの営業はハウスメーカーで1番難しい。客が居ないから探さなければいけない。お前がもし、積水ハウスにいたらもっと簡単に契約できただろう。図面や提案は設計がビシッとしてくれるから何も心配ない。
お前なら、有形の商品営業なら売れるだろう。
サンヨーホームズは展示場も無くしているから、無形の高額商品になる。本当にサンヨーホームズの営業は難しい。
残っては欲しかったが、お前の選択は正しいと思う。
と笑顔で話してくれました。
色々書きましたが、人生を考え直すきっかけをくれたサンヨーホームズとゴリゴリに詰めてきた私の上司に心から感謝します。
ありがとうございました。
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